なぜ 京都国際フランス学園(LFIK)を、フランス人学校を選ぶのでしょうか?その長所、利点、特徴は?LFIK教師たちに尋ねてみました。
LFIKに在籍し、学習するということは、フランスで暮らしている子供と同じ教育を受けることです。LFIK校長によれば、「パリにある仏国教育省は履修プログラムを定め、定期的に成績評価、資格を与えることで、数百万人に上る生徒たちの教育を組織・統括しています。こうして、幼児部からリセ(高等部)まで、生徒たちは一環した教育を受けることができるのです。国内であれ海外であれ、フランス人学校に在籍する生徒は、同じ教育を受けているのだという安心感を抱くことができます。」
各レベルで習得すべき能力が明記されたこのプログラムは、幼児部に始まります。幼児部は、ただの託児でもキンダーガーデンでもなく、独立した‘学校’として存在しています。年少から年長の間に、子供たちは‘生徒’になることを学習します。小学校から始まる読みの学習や算数の基礎に欠かせない知識に触れ本質的な能力をみがきます。
幼児部(Cycle 1)の教師によれば、「能力には6つの分野があり、特に優先されているのが、学習の中枢となる言語能力」です。「子供たちが楽しく学び、新しい経験ができるように、教師たちはワークショップを実施しています。子供たちは遊びながら学習します。それと同時に、年少の昼寝、年中の休息、午前中と午後のリクリエーションなどにより、子供たちのバイオリズムを大切にしています」。
宗教色がなく、平等なフランス人学校の門戸はすべての子供に開かれています。
文化的、社会的、地域的出自にかかわらず、すべての生徒が満足な教育を受けられるように、全員に同等のチャンスが与えられなければなりません。フランス人学校は、あらゆる国籍の子供たちを受け入れます。ある教師はこう語っています。
「両親がベトナム語しか話さないベトナム人の家庭に育ちましたが、フランス語の読み書き、計算から、世界を発見することまで、すべてを学校で学びました。学びたいという気持ち、そして、後々は自分自身も教師になりたいという気持ちを与えてくれたのは先生たちでした。現在は、私自身が生徒に‘学びたい’という気持ちを伝えようとしています。」